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    [#78] 何とも言えない 『味噌汁の温度』

    KITSU

    2022/06/27 19:00

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    『味噌汁の温度』


    絶対必要ではないが、あると嬉しい。

    牛丼屋などではプラス数十円すると豚汁に変えられる。

    いやいや、僕は豚汁よりも味噌汁が好きだ。

    誰がお金を追加して好きな味噌汁を手放すと言うのか。


    お湯に味噌を溶かすだけでは味噌汁は出来ないと分かった僕は一人暮らしをして良かったんだと思う。

    親のありがたみを薄っすらと味噌の味だけがするお湯を飲んで再確認する。


    熱々がいい。

    でも熱々ということはすぐには飲めない。

    少し冷ませることになる。

    じゃあその冷ませたくらいの温度でテーブルに出せばいいのかというとそれは違う。

    「唇を当てると熱くて飲めない、そこから少し冷ます」

    という行為がないと気持ち悪い。

    いきなり飲めてしまう温度では何だか寂しいのだ。


    もはや具さえも要らない。

    具から滲み出た旨味があることはわかっている。

    「味噌汁で好きな具は?」

    なんてことを聞かれたらそれなりに大根や、意外にレタスもいいよ。

    なんて答えられるだけの空気は読める。

    しかし極論具よりも大事なのは温度なのだ。

    汁だけでいい。

    大好きな具が入っていても温度がぬるいと全て台無しなのだ。


    でも一応言っておくと。

    これは自分で作る時の話で。

    誰かしらに頂いた味噌汁の温度がどうであろうと何とも思わないし、有り難くいただく。

    何だこいつ、めんどくせえ男だなと嫌いにならないで下さい。

    どうか。




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