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[#271] 何とも言えない 『書籍化~生きるのが下手くそな君へ19歳最後のコラム~』
『書籍化~生きるのが下手くそな君へ19歳最後のコラム~』
人生ってとんでもないことが起こるもの。
思いもよらぬとはこのこと。
僕の小説が書籍化されます。
カドカワから。
その本は僕からのラブレターでもあり、僕からの遺言でもあります。
こんな報告をする人生だとは大阪の田舎に産まれた時から親族含めて誰も想像してなかったよね。
僕自身が1番想像してなかったけど。
その本には“今のところ”の僕のすべてを詰め込んだ。
詰め込みすぎて「これだと広辞苑とかハリーポッターの厚さになるからもっとまとめろ」と編集の人たちに言われてしまうくらい。
僕が19歳なわけがない。
筆者はもう良い歳です。
筆者のバンドLEGO BIG MORLが今週20周年を迎える。
これは19歳最後の文章。
デビュー、交通事故、メンバー脱退、コロナ禍。
バンドをやる上で大きな出来事があった。
でもこの大きな出来事の隙間に些細な出来事は数えきれないほどあり、それが積み重なり成果や問題になったこともある。
実はそっちの方が重要だったのかもしれない。
15歳で出会った僕らがこんなにも同じバンドでいることは奇跡というには雑すぎる。
途方もない年月を一緒に過ごし、苦楽を共にした。
割合で言うと苦楽の内、“苦”の方が圧倒的に多い。
でもその先にある“楽”のパンチ力を知っている。
刹那的な楽ではあるのだが、そのためだけにあんなに長い苦を通り抜ける。
娘が1歳だ。
つまりあと最低でも19年は立派な大人に育てなければいけない。
たぶん時間は一瞬で過ぎていくのだろうけど、今思うことは“途方もない時間”だなということ。
死ねない。
まだまだ。
でも僕らLEGO BIG MORLはその途方もない時間をくぐり抜けた。
くぐり抜けたことが偉いわけではない。
ただの事実だ。
でもその事実に辿り着くのは結構難しい。
なので事実と共に言いたかったことは「偉いだろー」ではなく、「難しかったっす」ってことかもしれない。
簡単じゃないことを達成することはできました。
というご報告なのかもしれない。
バンドは生き物とかよく言うけど。
僕らはこれから何を燃料に生きていくのか。
それを改めて考えなければならない。
若さでなんとかなる年齢でもない。
でも売れまくって安泰なバンドでもない。
20周年おめでとうと言ってもらえて嬉しい一年になるとは思う。
それは心からの感謝を表しながらも、その隙間できちんと考えなければいけない一年なんだとも思う。
大前提、僕は一生LEGO BIG MORLをやりたい。
これは誓う。
でもそれは僕だけではできないし、全員が思っても叶わないこともあるかもしれない。
そうならないような状況、もしくはそうなった時の対処。
それもまた簡単じゃないけど、幸か不幸か僕らにはピンチがたくさんあった。
乗り越えた経験がある。
後悔なんて腐るほどある。
後悔はない!とか言う人がたまにいるけど、疑ってしまう。
ほんまに?と。
いるなら仕方がないし、僕が生きるのが下手くそすぎたのだろう。
だから僕はその後悔を背負って生きる。
そう決めた。
音楽も歌詞も人数も事務所もレーベルも変化していくバンド。
友達のままではいられない。
音楽も歌詞も客も貪欲に咀嚼して燃料にして新しい景色を見にいこう。
計画通りの景色になるはずがない。
だって僕は生きるのが下手くそなんだから。
みたいなことも書いてたり書いてなかったり。
書籍化のすべてはこの毎週のコラムから始まりました。
なので、このコラムを読んでくれているあなたには特別な感謝の想いがあります。
本当にありがとうございます。
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