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[#261] 何とも言えない 『親友に子供ができたんだ』
『親友に子供ができたんだ』
海外旅行に興味がない。
僕はそんな冒険心のない面白くない男だ。
でも海外でしか感じれない感情、見れない景色、できない経験が確かにあるのだろうと思う。
ほぼ海外に行ったことがない(一回ライブで韓国に行っただけ)人間の人としての”浅さ”みたいなものが僕から滲み出ている自覚もある。
でも興味がないんだから仕方がない。
子供を持って僕の生活は変わった。
ポジティブな要素が多いと思う。
それは経験しないと理解できない話で。
子供が欲しいけど居ない人、そもそもいらないと思っている人、自然に任せたいという人、さまざまだと思う。
だから”子供がいたらこんなに素晴らしいよ”とはわざわざ言わない。
海外旅行が好きな人に海外の魅力を熱弁されてウザかった経験がある僕としてはそんなことはしない。
でも子供がいない人に対して人間としての”浅さ”みたいなものを感じるかと言われればまったく感じない。
だから海外に興味がない自分を卑下する必要もないとも思う。
ただ。
周りの人に子供が生まれたら全力でおめでとうと言いたい。
それは良いよね?
去年はずっと小説を書いていた。
今も書いている。
つまり予定より長引いてしまっているのだ。(編集の人ごめんなさい)
物語はフィクションであるものの、やはり登場人物は実在する誰かを想像して書くことも多い。
友達の誰かと誰かを掛け合わせたり。
だから去年は親友の彼のことや彼との思い出を振り返ることが多かった。
マジで馬鹿馬鹿しい思い出しかないし、ノンフィクションで書くとただの暴露本みたいになる思い出ばかり。
昔は大袈裟ではなく毎日会っていたが、今ではそんなに会わない。
そうなると連絡を取り合うことも減っていたこの頃。
しかし年末年始は珍しく何回かLINEのラリーが続いた。
彼に近々子供が生まれるのだ。
僕が名前をつけたいくらいだ。(実際何個か考えた)
たった一年先に子供が生まれただけなので先輩風を吹かせないようにだけ細心の注意を払って返事をしていたつもりだが、たまにカーテンを揺らすくらいの風は吹かせてしまっていたかもしれない。
一年前とんでもない大きな出産祝いを彼から貰ってしまった。
何が欲しいか聞かれたので答えた物を頂いたがそんなに大きいとは思っていなかった。
物理的にデカくて一瞬冷蔵庫かと思ったくらいだ。
次は僕から祝いを贈らないといけない。
でもあんな大きな祝いの後、僕は何を買えばいいのか。
ハードルが上がりまくっている。
迷った挙句、僕も本人に聞いてみた。
すぐに返信が来た。(君子供生まれたばかりやのに暇なの?)
「コードレスの掃除機かなー」
こうやって具体的に答えてくれる方が助かる。
変に気を遣い合う仲ではないのだという安心感もある。
「おけ!」
とだけ返信して今ネットで掃除機を探している。
早く会いに行きたいし、早く僕の娘に生まれたばかりの赤ちゃんに会わせてあげたい。
そして彼の奥さんに”がんばったね”と早く言ってあげたい。
海外でしか見れない景色も神秘的で、出産も神秘的なのだ。
比べることはできないけどパスポートもなしで感じられる神秘に触れられるのはいつになるのか。
連絡を取り合う時間はまだ続きそうだ。
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