ピーポーピーポー

『ピーポーピーポー』

明日があるだとか　雨は止むだとか　夜(よ)は明けるだとか　了解です

そんな言葉に救われるくらいなら　幸せ者です

綺麗事並べ　悦に入るなら　どうぞ他所でお願いします

汚れた私でも愛せる人なら行こう

雨降りも　愛せますように

長い夜(よ)も　愛せますように

わかりやすい方　なびかないでいてよ

これはもう警告音　聴こえるか？

ピーポー　ピーポー　目を覚ませPeople

repeat　beat　止めるなよ演奏

良い子なんてならなくていいよ

いつから嘘もつけたかな

keep on　keep on　笑顔のフリして

cheat　cheat　裏では黒くて

ヒーローなんてなれはしないって

いつから気づいていたっけな

奇を衒（てら）うだとか　あえて普通とか　わざと外すとか　了解です

そんな小手先ばかりで生きたなら　嫌われ者です

誰もみな泣いて生まれて　誰もみな泣いて送られ　だからそれ以外の時間　笑っていてよ

そんなこと君以外言えるわけない　唯一私が素直になれる場所へ

ピーポー　ピーポー　そこどけよPeople

黄色信号　気をつけて渡れ

良い子なんてこの世にいないよ

それでも君を信じてる

いいぞ　いいぞ　心に従え

きっと　きっと　そんな夢を見て

ヒーローなんてなれなくっていいって

今ならわかる気がするの

もうちょっとだけ　もうちょっとだけ　生きてみようかなんて

高鳴る心臓音　聴こえるさ

ピーポー　ピーポー　目を覚ませPeople

repeat　beat　止めるなよ演奏

良い子なんてならなくていいよ

いつから嘘もつけたかな

keep on　keep on　笑顔のフリして

cheat　cheat　裏では黒くて

ヒーローなんてなれはしないって

いつから気づいていたっけな

People People　目を覚ませ

People People　聴こえるか？

People People　息をしろ

People People　生きてくんだ

People People

長い歌詞だ。

まずこれは他人への提供曲として作ったものです。

韻を存分に踏んで、過去の自分の歌詞も否定しながら書いた歌詞はとても楽しく書けました。

良い意味でLEGOが歌うんじゃないしーってな感じで書いたのに、途中で気に入りすぎてLEGOで演りたくなった。

嫌いな人はいますか？

僕はたくさんいるんですが、それすらも可愛く見えるくらい生理的に無理な人が現れたんです。

こんなの初めてってくらい鳥肌が立ちました。

その思いの丈を書き殴ったところもあるんですが、書いているうちにそんな自分自身も嫌な奴になっていっている気がした。

そう思い始めると自分の歌詞が全て自分に向けられている言葉に見える。

食らう。

精神的に。

LEGOでよくあることではあるが。

僕のそんな捻くれすぎて形は元には戻らないような歌詞を、キンタさんのどこまでも続く海外の道のような真っ直ぐな声とメロディ。

これを混ぜ合わせると、不思議なことに美味しく出来上がる。

コーヒーとミルクを混ぜたみたいに。

そのカフェオレはもう別々にすることはできない。

僕にとってのヒーローとは彼なのかもしれない。