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    [#226] 何とも言えない 『初めて未来を予想して書く』

    KITSU

    2025/05/05 19:00

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    『初めて未来を予想して書く』

     

    今僕はPOP UPの二日目を終えようとしているだろう。

    締めの作業に入っているかもしれない。

    さぞ疲れたでしょうよ。

    いつもPOP UPは慣れない疲れが体に来るもんね。

    未来の自分へお疲れ様。

     

    今日は月曜日。

    毎週このコラムは月曜更新。

    なるべくホットな文章を書きたいのであんまり書き溜めはせず(温めているコラムはあるが)リアルタイムで書いている。

    そして数日前もしくは当日の十九時までにコラムの予約投稿をする。

    しかし今日は更新されたこの瞬間も僕はPOP UPを開催中。

    なのでこのコラムを書いている今は未来を予想しながら書いている。

    疲れていると先ほど書いたが、このコラムにも書いたことはあるけどPOP UP終了時は”心地いい疲れ”に包まれていることでしょう。

    今のところ吃音を直接的に知ってもらえるのはPOP UP以外にない。

    今後講演会でもあるなら別だが、毎週コラムを書いたり通販で洋服を売ったりしているだけでは吃音を知ってもらった人の顔は見えない。

     

    POP UPの朝は早い。(予定)

    天気に恵まれ(願望)POP UP日和だ。

    下北沢はいつも騒がしいが、GWということもあり一層賑やかだ(たぶんそうでしょう)

    今回の会場のtefuにあるカフェでコーヒーを飲む。(つもり)

    洋服屋アクセサリーを見てもらいやすいように並べる。(どうせバタバタしている)

    KITSUを始めて数年。(何年目やっけ?)

    吃音に対しての僕の想いもだんだん伝わってきている。(よね?)

    なので今日もたくさんの人が来てくれた。(頼むで)

    また吃音の認知が広がった。(これはマスト)

     

    そんな二日間を夢見てこれを書いている。

    だいぶ自分に都合のいいように書いたが、理想はPOP UPの帰り道にこれを読んでくれている人がいたら嬉しい。

    もちろん来れない人も多いだろうからこれを読んでくれているだけでも嬉しい。

    逆にこれを読んでないけどPOP UPに来てくれただけでも嬉しい。

    つまりどのパターンでも僕の吃音の認知向上という目標は達成しているという綿密な動線なのだ。(綿密ではない)

     

    いつもコラムを更新した日は皆さんからのコメントを読むのが楽しみだ。

    もちろん投げ銭という名の支援をしてくれたらもっと嬉しいがコメントも嬉しい。

    今日はそれを読むのが少し遅い時間になりそうだ。

    POP UPの撤収後も事務所に大量の段ボールなどを戻す。(いっぱい買ってくれたら段ボールが減って助かるよ?)

    スタッフと大阪でもやりたいねなんて話しながら電気を消して真っ暗の事務所の鍵を閉める。

     

    吃音が出る状況が減ってきている。

    吃音が減っているのではない。

    状況が減ってきているのだ。

    このニュアンスは吃音者にしかわからないかもしれない。

    吃音者でも重度の人には理解してもらえないかもしれない。

    僕は吃音が出そうなシチュエーションを自分で減らせている気がする。

    それは環境を自分で選んだり作っているのだと思う。

    バンドマンだから自由が効いているのかもしれない。

    これはありがたいし、ラッキーなだけ。

    しかしこれからまた困難な環境が待っているのだとも思う。

     

    未来を想像してみる。

    娘の事柄になると僕はただの父という立場になる。

    バンドマンだとか職業は関係ない。

    その時に吃音が出そうなことが今からでも想像できる。

    例えば娘が保育園に入るとする。

    お迎えの時間になる。

    僕「お迎えに来ました!」

    保育士さん「お名前は?」

    僕「。t。っっt。t。た、た、田中です」

    保育士さん「???」

    みたいな。

    これは一例でたくさん困難が出てくると覚悟している。

    自分ではどうしようもない状況は待ち受けている。

    でも皆んなのおかげで吃音の認知は広がっていると思えることは僕にとって、吃音者にとって本当に助かることだ。

    僕「お迎えに来ました!」

    保育士さん「お名前は?」

    僕「すみません、僕吃音症で名前が言えなくて」

    保育士さん「あーそうなんですね」

    僕「名前はこれです(免許証などを見せる)」

    保育士さん「はい!〇〇ちゃんパパがお迎えに来たよー!」

    みたいな。

    これからもこんな未来を予想してKITSUの活動をしていく。

     

    明日からの皆さんの未来も想像してみる。

    GWが終わり憂鬱な毎日が始まる。(勝手に憂鬱と決めてごめんなさい、例えばの話です)

    そんな朝、もしくは次の休日にPOP UPでゲットしてくれたアイテムを着る。

    新しい服やアクセサリーは心を躍らせる。

    洗面台でお出かけの支度をするのが既に楽しい。

    未来は誰にもわからないが良い未来がやってくる確率は上げられるとは思う。

    自分で確率は上げられる。

    POP UPの準備だって、ギター練習するのだって、誰かが読んでくれるかもしれないコラムを毎週書くのだって。

    旅行のために貯金するのだって、誰かと恋するのだって、バカみたいに遊ぶことだって。

    全て良い未来のためなら良いじゃないか。

    今を犠牲にするわけじゃない。

    未来しかない娘と毎日過ごすとこんな思考にもなってくる。

    皆さんの未来も良いものになりますように。

    POP UPやコラムは楽しんでもらえましたか?

    そこにKITSUもいられますように。

     

     

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