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[#173] 何とも言えない 『僕には洋服、音楽、吃音しかない~胃が痛い~』
『僕には洋服、音楽、吃音しかない~胃が痛い~』
胃が痛い。
とか。
胃がもたれる。
どれだけ暴食してもそれらの経験がない。
鋼の胃袋なのかもしれない。
なのでこのコラムのタイトルは一般的な状況を比喩したものと言える。
一般的に暴飲暴食や病が原因でなく胃が痛い時はどんな時か。
それは気がかりなことや不安なことがある時だろう。
一般的に。
ライブ前も胃が痛い。(比喩)
でもPOP UP前はもっと痛い(比喩)
ライブは十八年間の積み重ねがある。
KITSUにはまだそれはない。
今回は誰も来てくれないのではないか。
吃音者を嫌な気持ちにさせてはいないか。
色んな不安が僕の胃を締め付ける。(比喩)
だから僕としては。
もし欲しいアイテムがなくても遊びに来てくれたらいいなと思う。
洋服、音楽、吃音。
僕にはこれしかないけど。
それを知りに、見に来てほしい。
もちろんあなたにとって素敵だと思えるアイテムがある方が嬉しいけどそれだけではない。
胃薬を飲んだことがない。
飲まなくて済むならその方がいいんやろけど、どういう時に飲むんやろうか。
それはメンタルからくる胃痛や胃もたれにも効くのだろうか。
もしくは前から胃痛や胃もたれはあるもののその違和感が胃だと理解できていないだけなのだろうか。
それならば僕はよっぽどのアホやとは思うがこれだけ歳を重ねても僕だけが知らないことは多い。
僕だけが知っているものもある。
僕だけっていうと大袈裟ですね。
僕を含めた吃音者しか知らない苦悩や悩み。
そもそも吃音を知らない人もまだ多い。
これを読んでくれている人は多分吃音はもう知ってくれてるよね?
逆に吃音を知らずにKITSUのコラムを読むことの方が難しいと思うが。
なのでPOP UPには吃音を知らない友達を連れてきて欲しい。
僕が胃痛を知らないように、吃音を知らない人はまだまだ居て。
誰かの日常は誰かの知らない世界で。
このコラムがアップされる頃もライブの準備とPOP UPの準備でバタバタしている。
でも僕はそのバタバタを少し愛している。
僕らみたいな仕事はバタバタしていないとダメな仕事だ。
余裕がある=仕事がない。
なのだ。
これも極論で本当は自分の時間配分次第な仕事でもあるのだが。
しかし忙しい時は一人でテンパり、暇な時は不安に襲われ居ても立ってもいられなくなる。
自分の性格が嫌になる。
たぶん僕は五月十日、十一日、十二日。
ライブ、POP UP、POP UP。
この三日間はひどい胃痛に苦しむことになる。(比喩)
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