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[#135] 何とも言えない 『七月に鳴った新曲』
『七月に鳴った新曲』
綺麗事が嫌い。
でも汚いよりは良いのかもしれない。
最近はそんなことも思う。
燃えるゴミの火力を利用してどさくさに紛れて燃えしてしまおう。
まだ野望はある。
毎月新曲を用意するなんて自分達で言い始めながら、なかなかカロリーが高い。
でも本来そうだっただろう。
いつから新曲を作り、レコーディングし、やっとライブで演奏する。
違うだろ。
まずは現場に来てくれる人に聴いてもらうのが筋だった。
今では色んな理由で先にライブで演ることが叶わないこともある。
でもそうじゃないならやってしまおう。
動機はピュアなものだ。
僕たちは透明だ。
石橋を叩いている間に向こう岸に用事がなくなる。
青い青い初期衝動に人見知りしてしまう。
僕たちは色々と落とし物をしているんじゃないだろうか。
落とし物センターに行っている時間はない。
自分たちで始めよう。
間違い探し。
鬼さんこちら、手の鳴る方へ。
そんなこと言われてもとにかく前に行くしかない。
人生とは後退はできないらしい。
迷子になることはあっても時間だけは過ぎていく。
そしていつしか前が何処かもわからなくなる。
前向きでいたいのに。
最近のしょうもない会議のせいだ。
ワクワクが手を鳴らす。
手の鳴る方へ。
死ぬ以外の失敗は若くない今でもしていいのだ。
夜の向こうへ車を飛ばす。
「夜よ負けんなよ 朝に負けんなよ 何も答えが出てないじゃないか」
イエモンの吉井さんが楽曲「パール」でこう言っていた。
しょうもない会議を重ねるたびに、今僕がアンプのボリュームをマックスにして爆音を鳴らしたらどうなるんだろうと考える。
そんなことは実際無理なんだけど、脳みそを揺らしたい。
寝苦しい夜に目覚めた。
まだ外は暗い。
冷蔵庫を開けて飲む麦茶は小さい時に住んでいた家を思い出す。
でもそれも夢かのよう。
寝ぼけているのかもしれない。
醒めないで、冷めないで。
そんなことを考えていると現実感のある朝が来る。
セミはいつから鳴いていた。
汗を吸うシーツは今日洗うべきか。
そんな現実にFUCKを。
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