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[#296] 何とも言えない『バンアパと気安く話したぞ』
『バンアパと気安く話したぞ』
先に言っておく。
本日このコラムが更新された19時。
僕は今バンアパの荒井さんと木暮さんと会っている。
先日の対バンの打ち上げで約束してこの日があるのだ。
「うちのスタジオ遊びにおいでよ」
そんな言葉をガチファンの僕らに言っていいんですか?
と思いながらもすぐに日程を決めた。
うちのボーカルのキンタさんと二人で行く。
一応説明しておくとバンアパとは僕が学生時代から大ファンである「the band apart」というバンドだ。
前にも言ったが、彼らがいないと僕は確実にバンドマンをやっていなかったと思う。
僕の人生を狂わせたバンドだ。
そんな彼らと会う約束をしてこの日がある。
このコラムをSNSで告知するのも忘れるくらい楽しんでいるか、緊張しているか、などしているかもしれない。
その際はお許しを。
先日の対バンは新代田FEVER。
あそこは大きな楽屋がひとつ。
嫌でも同じ空間にいることになる。(もちろん嫌なわけがない)
気がつくと隅っこでメンバーやスタッフと話してしまうので頑張って荒井さんと木暮さんの横に行き世間話をした。
”頑張って”というと語弊があるかもしれないが、”仕方なく頑張って”いるのではない。
”ファンすぎて話せないけど今日はこちらがお誘いしているライブなので頑張って”話しかけているのだ。
しかし周りから見れば雑談をする先輩と後輩バンドマンに見えただろう。
だって僕は一生懸命楽屋で気安く話す後輩バンドマンを演じたのだから。
そのくらいのバンドなんですよ。
僕らにとって。
あの日アンコールでバンアパの「higher」を一緒に演奏させてもらった。
そりゃ本物の川崎さんのギターの足元にも及ばないんですが、そうと決まった日から毎日必死に練習した。
数えきれないほど聴いた曲なので脳内でそれぞれの楽器やコーラスまで鳴る。
でもいざ自分で弾くとなるとあのニュアンスは出ない。
最近はギターのピックアップはリアで音作りすることが多いが「higher」はセンターにしてみた。
やはり少し川崎さんの音に寄った気がして嬉しくなって、次の「ユリとカナリア」という自分達の曲もそのままセンターの音で演奏した。
学生の頃、再生ボタンを押すと一曲目の「FUEL」という曲のイントロが流れた。
その瞬間、体内に稲妻が走った。
大袈裟に聞こえるかもしれないし、本当に稲妻が走ったわけはない。
でもそのくらいの衝撃は本当で、あの景色から20年以上経ち、新代田に繋がる。
バンドやってるとこんな不可思議に出会えるのか。
長く続けてきたご褒美ともいうのか。
じゃあ30周年の時はB’zと対バンってことでいいすか?
今頃僕はバンアパのスタジオで何をしているんだろう。
借りてきた猫のようになっているのか、一生懸命気安く話す後輩バンドマンを演じているのか。
またコラムで書けそうなことが起きていたら書きますね。
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