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[#279] 何とも言えない『日本を代表する』
『日本を代表する』
アルゼンチンとクロアチアとジャマイカ。
どこかには勝てるかもしれないなんて甘い考えだった中学生のサッカー少年。
特集された雑誌を買い、コーラを買うと貰えるピンバッジを集めた。
全敗し、それらをそっと学習机にしまった。
日韓ワールドカップでは友達の家で試合を観る高校生になった。
友達のお母さんが作ってくれるもんじゃ焼きを食べながら。
稲本のゴールで抱き合い、鉄板がひっくり蹴りそうになった。
別の試合では学校にユニフォームを持っていき、チャイムと共に着替え、そのまま今バンドメンバーのシンタローのバイクの後ろに乗り道頓堀まで行った。
なんとなく空気感に触れたかったんだと思う。
さすがに川に飛び込んだりはしなかったけど、飛び込んだ人に近づくと臭かった。
大人になるにつれ表面的な熱狂はなくなったかもしれないが、心はいつも燃えている。
毎回のワールドカップで冷めた気持ちで見た時はない。
前回は自宅で観戦した。
ヒトリエのイガラシが酒を持って観に来ていた。
彼こそ冷静だが心は燃えている。
僕は浅野選手がミスするたびにテレビに向かって文句を言っていた。
その彼が最後に劇的なゴールを決める。
その瞬間。
「浅野に土下座した方がいいんじゃないすか?」
とイガラシが言う。
僕は食い気味でテレビの浅野選手に土下座した。
日本はドイツに勝った。
しかもワールドカップで。
こんなに嬉しい土下座はもう一生ないと思う。
新曲のMV撮影があった。
「OURS」という曲だ。
監督と入念な打ち合わせをして企画書が制作される。
「衣装はスーツでカチッとしたものと、普段着よりは綺麗でラフなものの二つを用意してください」
最近はスタイリストがいたりいなかったりで、今回はいない。
自分たちでスタイリングするのだ。
でも三人とも洋服が好きなので困りはしないのだが、バランスを考えるのはいつも難しい。
三人が好き勝手に服を選ぶと統一感がなくなるからだ。
さて、ここで改めてYouTubeにあがっているMVをご覧ください。
三人の衣装の統一感。
これぞ20周年のバンドの成せる技。
そして僕の衣装をご覧ください。
今年の日本代表のユニフォーム(アウェーの)だ。
自らそれを選んだのだ。
僕なりの日本代表へのエールだ。
インナーに赤いパーカを着て、フードを出し、短パンを合わせてみた。
あの赤いフードがスタイリング的にも効いているはず。
中から熱い赤い想いがはみ出しているという気持ちの現れも表現している。
僕の心は表面的にも、内面的にも燃えている。
さあ選ばれた代表選手に想いを。
頑張れ日本。
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