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[#237] 何とも言えない 『直近のライブ行程』
『直近のライブ行程』
流れとしてはこうだ。
車をピックアップして倉庫に集合。(マイカーのバンドもいるけど経費や安全性を考えてLEGOはレンタカー)
↓
倉庫にて機材を積む。
機材とは重い。
楽器だけではなくグッズの段ボールなど物量は多い。
↓
サポートドラムの吉田さんを迎えに行く。(いつもありがとうございます)
ここで吉田さんの体だけではなくドラムの機材も載せる。
↓
目的地へ向かう。
↓
ホテルに到着。
次の日のライブに向けて就寝。
関東のライブ以外はこの流れが多い。
この生活を続けて19年。
新幹線や飛行機に乗ることも増えてきたのは長いキャリアのおかげか、重ねた年齢のせいか。
しかしながら先日の名古屋は日帰り。
これは出順やスタート時間など条件が揃ったから成せる技。
渋滞など予測できない事態を加味しても現実的だったのだ。
各地で食べたいものがある。
札幌から福岡まで19年もやってるとお気に入りが生まれている。
名古屋でもそうだ。
しかしさすがに日帰りだと厳しい。
悔しい…。
コンパルのサンドウィッチも、味仙も、ひつまぶしも、ヤバトンも、ら・けいこも。
行く時間がない。
由々しき問題だ。
ライブハウスに到着する。
対バンもスタッフも気心知れた人しかいない。
これは間違いなく長いキャリアのおかげだ。
しかも今回はアラスカジャムが対バン。
サポートベースのミトイチは個人的に超仲良し。
彼曰く“親戚“みたいな関係らしい。
なるほど。
納得感がある。
対バンとはこうじゃないと!
というライブができた。
言語化するのは難しいが”義務感”がなかった。
しかし”使命感”はあった。
そんなライブだった。
ムロフェスは持ち時間が25分。
僕らのバンドは1曲が長いので曲数としてはあんまりできない。
他のバンドは5曲くらいやっているが4曲になってしまう。
でもそれは悪いことではない。
濃縮度が違う。
朝に倉庫で機材を積み横浜に向かう。(吉田さんは自走で来てくれた)
灼熱のムロフェスはバンドも熱いバンドが多い。
僕らは僕らにしかできないライブを目指して熱くもそれだけではない音楽を鳴らそうとした。
すると暑さを忘れて何だか風が吹いた。
僕らの音はそれに乗った。
そんな気がした。
こちらも楽屋には気心しれた人が多い。
でもそれと同じくらい全く面識のない人も多い。(だいたい若いバンドマン)
人見知りおじさんは隅っこでどこかのバンドの音漏れを聴く。
エアコンが効きまくる帰りの車内は少し寒い。
さっきまで皮膚のように汗でシャツが張り付いていたとは思えない。
夏は暑い、冬は寒いと死ぬまで文句を言うと思うとわがままな生物だと再認識する。
近いうちに新幹線で行くライブがある。
ライブの行程はさまざま。
何の乗り物で行こうが何時間かけて行こうがやるべきことは変わらない。
毎回やる曲も久しぶりの曲も僕は飽きたことがない。
毎回違い過ぎるから。
自分のギターが上手くなっていくのがわかるから。
スポーツは肉体の関係で衰えていくかと思う。
しかしそれとは違い楽器におけるピークはまだまだ先な気がする。
でも移動手段の違いにおける疲れは年齢に比例する。
昔は鹿児島でも車で行ったが今では生活スタイルの変化も相まって無理だろう。
そのピークはとっくに迎えている。
寂しさはない。
そしてこの手のコラムは永遠と書ける気がする。
自問自答しながらのコラム。
楽しい。
またこういうの書くね。
またライブハウスかフェスで会いましょう。
僕らのバンドはいつでもいい感じです。
いい曲を用意して待ってますね。
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